2010-02-14 07:00 am by 須坂新聞
須坂市内の23団体などで構成する市男女共同参画推進市民会議と市はこのほど、シルキーホールで「男女共同参画いきいきフォーラム」を開いた。「妻に区長がまわってきた」など身近な問題をテーマにしたミニドラマをもとに、約200人が意見を交換した。
「妻に区長がまわってきた」では、会場から▽自分1人でやるのではなく、多くの人の知恵や力を借りてやればいい▽家でも妻はリーダーなので、できると思う。夫として協力する▽有能な女性にやってほしい▽地域は高齢化など多くの問題を抱えており、生活に密着した女性の目線が必要▽女性が地域に出る機会になる―など賛成の声があった。
その一方で▽主人を立てたいので遠慮する▽第1号は難しい▽紅一点で男性の中で運営するのは難しい―などの声があった。会場では「妻に区長がまわってきたら受ける・受けさせる」との問いに対して、7割ほどが肯定的な答えを出した。
また「老親の介護、誰がする」では、会場から▽財産相続など恵まれている長男夫妻がやるべき▽介護を女性に押し付けるはよくない▽兄弟が協力してやるべき▽引き取るのはいいが、両親の家に入るのは抵抗がある▽長男の妻だから仕方ない▽公的サービスを受けることも必要―などの意見や、親の立場から▽子どもに過度の期待をしてはいけない。世話にならないように頑張る▽友人がいるので故郷で暮らしたい―などの声があった。
コーディネーターを務めたフリージャーナリストの内山二郎さん(長野市)は「ミニドラマをを通して問題提起しましたが、それぞれ正解はありません。自分の問題として考えるきっかけにしてほしい」と結んだ。参加者アンケートでは95%が「参加して良かった」と感想を寄せていた。
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