【秋の叙勲】地方自治功労で2人〜褒章は1人

2009-11-07 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 政府は3日付で、今年度秋の叙勲受章者4,024人を発表した。長野県内は96人が対象となり、須高地区在住者は元須坂市議会議員の市川喜太郎さん(76、須坂市豊丘町)が地方自治功労で旭日双光章、元県西駒郷所長の傘木一夫さん(72、須坂市屋部町)が地方自治功労で瑞宝小授章を受章した。
 市川さんは須坂農高卒。須坂青果営業取締役を経て、昭和62年から5期市議会議員を務めた。その間総務文教、議会運営両委員長、監査委員などを務めた。平成8年供用の豊丘地区農業集落排水事業、園里学校復元などに尽力した。地域では豊丘町区長、東中PTA会長、JA須高エノキ部会長などで貢献した。「地元の農業集落排水事業は山間地として早期着工で感慨深い。今後も地域社会の発展のために働いていきます」と話している。家族は妻昌子さん、長男夫婦、孫3人。 
 傘木さんは大町市出身。野沢北高卒後、昭和34年県職員に。39年間勤務し、衛生部県立病院課長、住宅部建築管理課長、消防学校長、知的障害者総合援護施設「西駒郷」所長などを務めた。「東京事務所次長時は冬季五輪国内候補都市に立候補した長野市の候補都市決定に携わり、県立病院課長時はこども病院建設、総務部管財課課長補佐時には合同庁舎建設に携わったことが印象に残ります。視野の広い行政能力が求められた時代、先輩や同僚、家族に支えられ、職務を全うできました」と話している。家族は妻良子さん、長男夫婦、孫2人。

 政府は2日付で、秋の褒章受章者678人を発表した。長野県内は14人が対象となり、須高では元㈳21世紀ニュービジネス協議会長の市村次夫さん(61、小布施町上町)が産業振興功績で藍授褒章を受章した。
 県内経営者らが新たな事業に挑戦する同協議会を22年前の設立時から支えた。昨年まで4年間、会長として会員の若返りを図り、中国にオフィスを設けた。「さまざまな意見を交わし交流する中で新しい発想やビジネスが生まれました」。
 慶応大卒。信越化学工業勤務後、昭和55年から小布施堂社長。栗菓子製造からレストラン、ホテル等を含むサービス業に広げた。その一方、町中心部の修景事業をリード、まちづくりや観光面で大きく貢献した。「一方的な情報発信より、内外の人たちの出会いで生まれる情報発生が大事。そこから魅力的なライフスタイル、新たなまちづくりが生まれます。褒章を機にさらに町活性化のお役に立ちたい」と話している。

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