「朝は王様、昼は王子、夜は貧者」って?

2009-10-19 08:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 伝承料理研究家奥村彪生(あやお)さんを招いての須坂市食育講演会「美健賢食のすすめ」は先ごろ、須坂商工会館に110人が参加して開いた。奥村さんは「早寝早起き・朝ごはんが基本。食べごとのリズムは、朝は王様のごとく、昼は王子のごとく、夜は貧者のごとくがいい。伝統食は塩分を取り過ぎ、油脂・カルシウム不足。粗食は栄養不足。機能性食品を使わないで食品で取る。自分の味、家庭の味を伝えてほしい」と語りかけた。
 「よりおいしく食べてもらうためにはレシピ情報をつける。農業者はシェフになる。農業は脳業で企画力・販売力が求められる」
 「日本が世界一長寿国になった理由は①食生活が豊かになった②住環境が快適化した③医学の発達―による」
 「少年少女時代に食べたものが後の体をつくる。米、麦、ソバ、ヒエ、アワ、キビなど白いものはエネルギー源になる。思考や行動はタンパク質の働きで赤。血となり肉となる。アミノ酸が豊富な大豆製品、特に納豆を取る。肉は脂の少ないもも肉などで週2回、卵は1日2個まで」
 「元気をつくる野菜は日本が世界で一番食べていた。土から下は根菜、上は葉果菜で、昭和40年を境に日本の野菜の消費量は減ったが、健康をつくり、薬になり、子供時代からしっかり食べる」
 「食べ過ぎ、飲み過ぎないで運動をしっかり行う。やせたい人は食べる。一口30回かむ。唾液(だえき)で免疫力が強くなる。満腹感が出る」と語った。

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