2009-10-17 07:00 am by 須坂新聞
須坂市のインフルエンザ様症状(疑い含む)の集団発生の把握は14日現在、延べ204人。小中学校は合計170人。中学校は4校107人。小学校は新たに日滝で発生し7校63人。保育園は新たに須坂東部で発生し2園4人。市内高校は2校27人。事業所は1社3人。日野小は全校375人の10%を超える38人が感染し、13日〜16日に学校閉鎖した。学級閉鎖は日滝1年が13日〜16日に行った。市は手洗い、うがい、健康管理などに注意を呼びかけている。
17日に予定された上高井教育研究集会(相森中)や25日の須坂健康まつり、須坂病院祭は新型インフルエンザの感染拡大期にあることから中止となった。小布施町、高山村は小康を保っている。
新型インフルエンザについて、斉藤博須坂病院長は7日、同院で開いた須坂病院友の会(小山照夫会長)の総会の席で講演した。インフルエンザは人間の歴史とともにあり、周期的に流行を繰り返す。A、B、Cの型があり、A型は変異株が多く世界的大流行を起こしやすい。A型のウイルスには144の型があり、H1N1が今流行の豚インフルエンザであり、大正時代のスペインかぜ(1918年)。
感染は飛まつ感染とウイルスが付いた物を介しての接触感染により、ごくまれに空気感染でかかる。発症1日前から発症後7日が感染時期で、解熱後は感染性が低下する。潜伏期間は一般に1〜7日だが、日本の神戸報告や米国の報告などから意外と短いのでは。
症状は発熱(38度以上)、せき、のどの痛みが多い。38度以上の発熱が持続し、呼吸回数が1分間に30回以上、胸の痛み、活力低下、食欲減少、意識低下、けいれんのある場合は救急車を呼んで病院へ―と説明した。
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