【市総合型地域スポーツクラブ】設立へ向け、講演会計画

2009-10-11 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 文科省の計画で平成22年度までに市町村内に1つは育成する「総合型地域スポーツクラブ」について、市と体育関係者でつくる設立準備事前検討会は1日、創造の家で第3回会議を開いた。6月、8月に続いて、クラブイメージの具体化など協議した。来月12日午後6時半から、市消防本部3階で講演会「須坂市における総合型地域スポーツクラブ創設に向けて」を開き、準備を進める。対象はスポーツサークルや市民を予定する。
 同クラブは、文科省が平成12年に策定したスポーツ振興基本計画で生涯スポーツ社会の実現の目標として、成人の週1回以上のスポーツ実施率が2人に1人(50%)になることを目指し、その受け皿として設立するもの。
 市が16年に策定したスポーツ振興計画では「子供から高齢者まで誰もが、ライフステージに適したスポーツ・レクリエーション活動に親しみ、自らの健康は自ら守りつくるをモットーに、健康の保持増進を図るため、豊かなスポーツライフの実現を目指す」「健全な心を育て家族・地域とのふれあいや連帯感を深め、明るく健康で活力あふれる生涯スポーツ社会を築く」とする。
 総合型とは、①多世代(子供から高齢者まで)②多種目③多志向(初心者から中上級者まで志向やレベルに合わせて)―の多様性を含む。
 拠点施設(学校体育施設や市のスポーツ施設など)を使って、登録した会員が受益者負担の原則で会費を払って運営する。
 内輪で楽しむ「私益」ではなく、地域住民に開かれた「公益」を目指す非営利組織で、自主財源に基づいてクラブ理念を共有する自主的運営が期待されている。
 設立準備事前検討会は委員12人。7月には市民体育館周辺で運動、スポーツする55団体を対象にアンケートを実施し、33団体が回答した。頻度は週1回が22団体(67%)週2回以上が8団体(24%)。時間帯(複数回答)は夜が19団体で5割、午前が11団体で3割、午後が7団体で2割。曜日は木(11団体)水(10団体)土(8団体)火(7団体)日(6団体)月(5団体)の順。
 また、総合型地域スポーツクラブができた場合の参加の意向では、参加したいが10団体、どちらともいえないが18団体、いいえが4団体だった。
 11月の講演会は、講師に西原康行さん(新潟医療福祉大学教授、須坂市出身)を招き、クラブ立ち上げに向けた話を聴く。
 山際荘一代表(体協会長)は「既存のスポーツ団体やスポーツに親しみたいという中高年、児童生徒などを広く対象にして、他地域の仕組みも参考にして創設を目指したい。講演会で一緒に考えていきたい」と話す。県内では26市町村に33のクラブが活動中という。

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