須高共通の「お薬手帳」発行

2009-09-19 08:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高地区在宅医療福祉推進協議会(秋谷徹会長)はこのほど、須高地区共通の「お薬手帳」(写真)を作製した。75歳以上と、高血圧症や糖尿病など慢性疾患患者、3歳以下に配布する。診療科ごとの重複投与や相互作用による増幅を防止し、医師や薬剤師、患者間で情報共有を図る。協議会では「薬を見れば病名がある程度分かり、手帳を通して情報交換ができる。気づいたことや聞きたいことが記入できて使いやすい」と話す。
 A6判32ページ。薬剤情報を張るスペースや須高地区医療機関、保険薬局などの名称・連絡先、手帳の使い方のほか、氏名、緊急連絡先など重要な情報が書き込める。子供用は♯8000(県小児救急電話相談)の情報も。
 1万部(大人用7,000部、子供用3,000部)発行。配布先は、須高の保険薬局、須坂病院、新生病院、轟病院、診療所(院内処方のみ)、各市町村など。
 救急現場では以前から薬剤情報が的確に分かる手帳が要望されていた。協議会では「いろんな手帳があり、2〜3冊持っている人もいるが、1冊にまとめ、保険証や受診券が差し込めるようカバーもつけた。今後さらに改良し、いいものにしたい」と話す。
 薬に関し須高にある医師会51件、歯科医師会28件、薬剤師会26件、3病院と休日緊急診療室(須坂病院内)、3市町村地域包括支援センターの情報を掲載する。
 同協議会は、昨年夏に3市町村と福祉・介護関係者が集まり立ち上げた。多職種による「顔の見える連携」をキーワードに独自のネットワーク構築を目指している。
 手帳作製の実施主体は同協議会と県地域包括医療協議会支部須高地区協議会。

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