【豊洲郷土史会】水害の記録『ふるさと豊洲』発刊

2009-08-31 07:31 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 豊洲郷土史会(三木一博会長)はこのほど、4冊目となる『ふるさと豊洲-水害の記録・体験・教訓』を発刊した。キティ台風(昭和24年)災害から60年を迎えた今年、「平成の写真帳三」として集大成で発刊した。9月4日午後7時半〜9時、豊洲地域公民館で三木会長が司会し、4人の体験者が発表する「水害から学ぶ」(豊洲講座四)を開く=写真は三木会長。
 平成3年、28人で立ち上げた豊洲地域公民館「豊栄大学」郷土史学級が前身。講師の徳永哲夫さん(村山町)の急逝後、青木広安さん(屋部町)の指導を受け、生涯学習を実践してきた。
 A5判150ページ。序文は講師で監修する青木さんが「豊洲の風土と水害」と題して同地域の特性と教訓について30ページにわたり概説している。
 「千曲川の水害」では、昭和24年9月の水害の状況を掲載している。三木会長(68)は「当時8歳のころでうっすら覚えている。二度とあってはならない災害だが、相之島区当役の日誌で状況が分かり、後世へ伝える価値がある」と話す。
 「語りつぐ水害の思い出」は7人が記し、「松川の水害」や「生活と用水」「水害年表」のほか、豊洲地区ののぼりの意味など解説している。
 400部印刷。希望者には1,000円で販売する。豊洲地域公民館へ。駒沢嘉須坂生涯学習基金の助成を受けた。

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