【場外馬券場計画】業者説明〜未成年排除

2009-08-23 08:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 村山駅前ビル(須坂市高梨町)2階に計画される場外馬券売り場の活用などで村山駅周辺(国道406号沿い)を活力ある地域にしようと6日、日野地区の有志が考える会「I・LOVE梨ノ木街道」を立ち上げた。名称や規約を決め、役員は25日の総会で選任する。馬券売り場を計画するKNアドバンスの佐藤俊治取締役兼顧問が概要を説明した。
 今後の活動は、街路灯整備や花壇整備・清掃など環境整備活動、空き店舗・空き地活用など行う。
 場外馬券売り場の説明では、現在、全国に会員制の地方競馬場外馬券売り場はない。会員制とは住所氏名を証する書面と写真を提出してもらい、一定の審査をする。未成年や暴力団組織員は会員になれない。加入後、会則等の抵触者は退会処分とする。会員制は3〜4割入場者や売り上げが減るが、地域や来場者に安心を与える。
 村山駅前の活性化について、場外馬券売り場は2階スペースで十分。1階の一部は地元に無償で提供するので農産物即売所(朝市)での活用もできる。休館日には2階を体操教室などに開放する。来場者の増加により外食産業や鉄道利用への経済効果も期待できる。本社を静岡市から須坂市へ移転することも検討する。売り上げの一定率で地元2区や市に協力金を支払う。
 営業中は警備員が半径100mを巡回し、清掃も同様に巡回する。場内案内員・警備員・清掃員等は地元推薦があれば優先雇用する。
 教育上の悪影響について、単にイメージで語られる場合が多く、会員資格のない未成年は入場できない(会員との同伴入場もできない)。地域の監視として地元区や育成会、PTA、競馬施行者・設置会社等でつくる環境委員会(仮称)を設け年2回程度協議する。
 交通対策は、地元警察署との協議が義務づけられ、協議が整わないと申請できない。交通渋滞が想定される場合は、交通規制や遊休地利用による駐車場の確保などで未然に防ぐよう対応する。
 事業は大臣許可が伴う公共的なため途中で放棄することはない。来場や帰りは一斉ではなく、通常馬券発売の来場は午前10時ごろ、ナイターは午後5時半ごろがピーク。帰りは午後5時ごろと8時45分ごろがピーク。児童の通学時間と重なることはない。パチンコに比べ営業時間は短い―とする。

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