【須坂市教委】須坂南保育園に代わる私立園運営者を選考

2009-08-01 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 市教委はこのほど、市立須坂南保育園に代わる新たな私立保育園を設置運営する事業者に社会福祉法人わらべ福祉会(馬場町、松本善雄理事長)を選考した。みつばち保育園を運営し、2園目を小山小通学区域内の坂田町に計画する。地権者と隣接者の同意を得たが、計画地が農業振興地域のため、周辺関係者などとの協議を続けているという。市は平成23年4月開園、22年度建設を目指している。
 説明会は10日、農業従事者を対象に坂田町公会堂で。12日、小山小区域内の地域や保護者を対象に南部地域公民館で開く。時間は共に午後7時から。
 昨年1月の保育所運営審議会答申「公立保育園の統合および民間活力の導入計画」で小山小区域内は、須坂南保育園に代わる新園を民間活力の導入で設置(民設民営)としている。市は新園開園後、須坂南を閉園とする。
 答申はほかに須坂保育園は単独整備、仁礼と夏端保育園、井上と須坂千曲保育園は統合とする。市は統合園の開園を24年度以降とする。本年度は須坂・相之島・北旭ケ丘・豊丘保育園で耐震診断を実施する。高甫は耐震診断を行ったが、補強工事等を検討中。
 わらべ福祉会が第2保育園新設(定員90人)の意向を示し、市は審議会答申も尊重して昨年6月の市報とホームページで民間事業者を公募した。
 応募は結局、1団体だったため今年5月に市長ら庁内と社協会長ら外部でつくる私立保育園設置運営事業者選考委員会(委員14人)で提出書類を審査。保育方針や須坂南からの転園児の引き継ぎ、食育・給食、危機管理、職員配置、経営計画など14項目を評価し、目安となる平均42点を上回り決定した。
 松本理事長は「須坂南保育園の自然や地域につながる姿勢を大事にし、五感の発達を支える理想的運営条件がそろう場所で、モデルになるような保育園を地域に歓迎されてつくりたい」と話す。
 計画地は坊主山の北東。大字坂田字堤式。敷地4,000平方メートル。鉄骨平屋、延べ床面積1,000平方メートル。計画実現に向け、地元や農業従事者の理解を得るため協議を続けていく。

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