【少年少女囲碁全国大会県大会】少年棋士がライバル対局

2009-07-06 08:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon■普段の対局は「五分五分」
 第30回少年少女囲碁全国大会県大会(県学校囲碁連盟など主催)は先ごろ、大町市で開いた。中学生の部で常盤中1年の浦野貴之君(小山町)が優勝、小布施中2年の岩崎風友人君(六川)が準優勝した。2人は8月4、5日に東京・日本棋院で開く全国大会に出場する。常盤中1年の西川荘介君(小山町)が4位。小学生の部で日滝小5年の大川将弥君(高橋町)が3位となった。
 中学生の部には約20人が出場。浦野君と岩崎君は、小学生時代は北信囲碁教室(須坂市)、現在は囲碁クラブながの(長野市)で共に腕を磨く仲間同士で、普段の対局は「五分五分」という。「決勝で対局しよう」と誓い合い大会に臨んだ。
 互いに手の内を知り尽くしており、決勝は岩崎君のやや優勢で対局が進んだが、終盤、「持ち時間が少なくなりあせって間違えた」ところを見逃さず、浦野君が逆転した。
 浦野君は「決勝は相手のミスで勝つことができた。あまり内容は良くなかったが優勝できてうれしい」。昨年は小学生の部で全国大会に出場しており「予選リーグで負けてしまったので、ことしはまず初戦に勝って勢いに乗りたい」と意気込みを語る。小1から囲碁を始め、現在は6段の腕前。「囲碁は年齢に関係なくだれとでも打てるのが魅力。攻めて勝つのが楽しい」。中学ではバスケ部。
 岩崎君は「弱気になった部分もあり、悔しい。昨年4位で、全国出場が目標だったので良かった」。全国大会は一昨年、小学生の部で出場した。「予選で負けたので、それからどのくらい力が付いたか試したい」と話す。小3から囲碁を始め、現在は6段。「打ち方をいろいろ考えて最善の手を選択するのが難しいが、思いどおりに打てた時は楽しい」。中学では卓球部。
 北信囲碁教室で2人を指導した常長虎徹さん(北旭ケ丘町)は、「中学生の部で北信囲碁教室の生徒がベスト4のうち3人も占めたのは予想以上の成績で喜びと共に驚いている。全国大会では自分の力を発揮して頑張って」と期待した。

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