【須坂商工会議所】「できない理由よりやれる方法を考えよ」

2009-07-06 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 須坂商工会議所は6月15日から7月24日までの6回シリーズで経営革新塾「すざか昇竜塾」を開いている=写真。新事業展開を目指す人や若手後継者らを対象に、新商品・新事業のアイデア発想法や経営計画の作成方法など実現可能なアクションプランを作ろうと企画したもので、応募した市内外の28人が学んでいる。
 須坂市が後援、須坂商工会議所青年部が主管。講師に長野・群馬・東京を拠点に活動する5人の中小企業診断士を招いた。第1回は渡辺英男氏が「3年後・5年後を見据えたビジョンが重要。目標なくして計画なし、計画なくして実行なし、実行なくして実績なしです」と経営計画や事業計画の必要性を強調。改革・前進の基本精神の10カ条として▽固定観念を捨てよ▽出来ない理由よりやれる方法を考えよ▽言い訳をするな、まず現状を否定せよ▽パーフェクトを求めるな、50点で良いからすぐやれ▽誤りはすぐ直せ▽改革に金をかけるな▽困らなければ「チエ」は出ない▽「なぜ」を繰り返せ、真因を追求せよ▽1人の知識より10人の「チエ」を▽革新は無限である―を挙げ、成長した会社は成長する条件を作り、実行した―とまとめた。
 また、吉倉英代氏はさまざまなアイデア発想法を実習を交えながら紹介。その中の「チェックリスト法」では▽転用=そのまま、または改善して他の用途に使えないか▽応用=何か似た物はないか、真似はできないか▽変更=素材・形・色・意味などを変えてみたらどうか▽拡大=大きくする、長くする、量を増やしたらどうか▽縮小=小さくする、短くする、量を減らしたらどうか▽代用=何かで代用できないか▽入替=入れ替えたり、順番を変えたらどうか▽逆転=逆にしたり、役割を転換したらどうか▽結合=合体、混ぜる、組み合わせを変えたらどうか―のキーワードを示した。
 同塾は今後、6日、11・12日=合宿、17日、24日に開催、実際に経営計画を立て、プラン発表会などを行っていく。

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