【特集】須坂健康福祉ランドの清算(2)

2009-07-04 08:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon【提言(要旨)】
◇第3セクターの管理・運営 営業報告(事業報告)と決算内容のチェックが大変重要。
 経営(管理)責任者の人選を慎重、かつ適切に。
◇SKFの投資 小額の経費扱いできる機械器具・消耗品等はSKFの負担投資で問題ないが、固定資産は利益の大小にかかわらず投資段階から市が負担すべき。議会の承認が必要でチェック機能が働くから。それを欠いたため買い取るとか、支援するとか問題を大きくした。
 これからの事業に当たっては経営指針を明確にして取り組んで。
◇決算書 決算書類はどこから見ても絶対に正しい、正確なものとして処理すべき。
◇死海の水事業 事業は失敗しているのに反省の弁がない。当初計画と実績に大変大きな差異(悪い方向)が生じていて、経営全体の足を引っ張っていたことが明らかと思考されるが、市側も自分の会社の認識が足りなかったのではないか。
 言い訳だけで、事を終わらせるようでは、成長が期待できない。失敗の中から成功(成長)が生まれ育つ。
 計画通り(予定通り)進まなかった点は正直に謝り、反省と原因・対策を明らかにする姿勢をもって。
◇市議会の機能不足 ほとんど原案通り可決が多い。これでは議会も機能していないと批判される。少数意見でも尊重すべきものもある。付帯事項をつけて見直したり、修正してもいいのでは。
 市会議員ももっと勉強して、市民の立場で意見・討論をすべき。事前勉強ができるように、議案の資料は1週間早く配布・提供できるようにしては。
◇今回の責任問題 責任を感じている旨説明がなされているが、具体的にどのような責任を果たすのか、明言すべきでは。管理・運営を蔵のさと温泉共同企業体に切り替えたのは責任を取ったことにはならない。
 今後、市政を円滑に推進するためにも、市民の信用を得るためにも、具体的責任内容を市報および市民会議で広く市民に説明して。
【要望】
◇情報の全面開示 議会に提示した資料・データは一般市民にも同時に開示して
◇須坂市の活性化
(1)市職員の活性化・専門家の育成 専門知識を持たせたり、専門家を育てるような仕組みの検討を
(2)市長の補佐役人事の工夫と改善 民間育ちの人材活用も含めて多様な経験を生かすため、幅広い人材活用をする方向に改めることを提案する。

2009-07-04 08:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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