「社会貢献は言葉に尽くせない」〜太田三郎氏お別れの会

2009-06-20 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon オリオン機械創業者で4月15日に亡くなった太田三郎会長(享年87歳)のお別れの会(社葬)は17日、ホテル国際21(長野市)で営まれた。社員1,000人、一般1,500人の2,500人が出席した。戦後10人ほどで事業を起こし、60余年後、グループ34社、社員1,600人に発展した会社を力強くけん引した故人をしのび、献花で冥福を祈った。
 葬儀告別式は若林正俊参院議員が葬儀委員長を、太田家菩提寺浄教寺(水中)遠山豊道住職が導師を務めた。
 若林委員長は「実業人、社会人、人間太田三郎として社会貢献は言葉に尽くせない。私の後援会長でもあり、一級の人間、人の痛みを感じる政治家であれと指導を受けた。不況こそ人間、企業は進歩すると訴えた。信頼で結ばれた社員の飛躍を信じている」と述べた。
 弔辞で高山村の久保田勝士村長は「経済人の識見と慈愛に満ちたお人柄で村議などで村の礎を築かれた。村民の誇りで郷土愛に敬服し、名誉村民称号を申し上げた。夢と希望と誇りの持てる村をお誓いする」と述べた。
 謝辞で太田哲郎社長は「父は人間尊重、差別のない信頼の経営で仕事一筋に生きた。入院後ありがとうを多く発するようになった。退院後は毎日出社し、充実した人生に皆さまの温かなご厚意があった」と感謝した。
 須坂市名誉市民の遠藤守信信大教授は「素晴らしいお人柄でご指導と感銘を頂いた。温かさを心に刻み、社会貢献に尽くしたい。心からご冥福を」。
 須高文化推進協議会で親交のあった滝沢忠男さん(北原町)は「先祖が福島正則公とともに高山にやってきた関係で公について関心が高かく、公の館建設をと図面を持って見えられたこともあった」と話す。

2009-06-20 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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