【新型インフル】各自の感染予防呼びかけ〜須高市町村や企業

2009-05-23 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 兵庫県や大阪府で16日以降、国内で最初の新型インフルエンザ患者が発生した。須坂市は20日、市役所など市内公共施設28カ所に感染防止のための手指消毒用アルコールを配布した。指定管理者が管理する公共施設17カ所にも設置を呼びかけた。21日、市対策本部会議では今後の対応について協議した。企業の対応では、全従業員に通達を出し、感染予防の徹底を呼びかける社や、関西への出張者にはマスクや感染予防携帯セットを支給する企業も。また、強毒性といわれる鳥インフルエンザとは違うとの観測から「過剰に反応しない」「意識的に騒がないよう心掛けている」との声も。手洗い、うがい、マスク着用が感染予防の基本といわれるが、20日現在、市内薬局薬店等ではマスクが品切れ状態にある。

■須坂市
 先月30日に対策本部を設置した須坂市の相談窓口には、20日現在で22件の相談が寄せられた。1日と13日には須高3市町村と須高医師会、県立須坂病院が須高地区の医療態勢で協議した。
 須坂市は対策本部職員が現場対応で使用する備蓄として、感染防護衣900着、マスク(サージカル、N95)約46,000枚、使い捨て手袋10,000枚、ゴーグル200個、手指消毒用アルコール150本(補充用250本分)、せっけん300個、消毒用アルコール150個など準備する。市は「予防に努め、冷静に対応を」とする。
■小布施町
 21日に全戸配布したチラシで手洗いの徹底などを呼びかけ、「通常の季節性インフルエンザの予防対策をとることが重要」と冷静な対応を求めている。町内1病院、7診療所の医療機関と連絡会を開き、補助発熱外来などの診療態勢を検討中。役場への電話相談は19日現在で1件。家族の職場仲間が関西に行っていて、町の対応を聞く内容だったという。
■高山村
 防災無線などで予防を呼びかけている。「これまで通り手洗いやうがいなどをして、引き続き注意してほしい」と話している。窓口相談は20日現在で1件。ハワイ帰国者からの問い合わせだったという。

 県は流行地に滞在し、7日以内に38度以上の発熱とせき、息苦しさなどの症状が出た場合、直接、医療機関を受診せず、まずは長野保健福祉事務所(保健所)に連絡をと呼びかけている。長野保健福祉事務所TEL026-225-9045。
 県立須坂病院は、新型インフルエンザがまん延しているメキシコや米国、カナダ、兵庫県、大阪府などに滞在し、高熱やだるさ、せきなどのインフルエンザ様症状が認められる人は、来院前に必ず電話を。着いた際に再度電話し、車内で指示を待って。携帯電話のない人は救急外来にあるインターホンを使って―と呼びかけている。
 また、新型インフルエンザ警戒中のため、せきや熱のある人は必ずマスク着用を―と理解を求めている。

2009-05-23 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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