豊丘で発見の緑桜新品種に〜「園里緑龍」と命名

2009-05-17 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市豊丘上町、臥竜公園桜守の会会長の羽生田郁雄さん宅で昨年発見された緑色の八重桜が先ごろ、日本花の会により新品種と確認、「園里緑龍(そのさとりょくりゅう)」と命名された。同地区では2001年にも黄緑色の八重桜が見つかり「園里黄桜」と名付けて育てている。2例目の新品種に羽生田さんは「専門家に見てもらい、認められてうれしい。大切に育て、広めていきたい」と喜んでいる。
 園里緑龍は、植物遺伝学研究者で元法政大教授の笠原基知治さん(横浜市)が昨年春、桜の調査に訪れた際に羽生田さん宅の園里黄桜の一部が枝変わりしているのを見つけた。突然変異によるものと考えられるという。園里黄桜は黄色の花びらに緑色の筋が入っているが、園里緑龍は小ぶりで花びら全体が緑色をしている。接ぎ木して育てると緑桜になるという。
 ことし2月に園里緑龍の穂木を日本花の会に送って調べてもらい、8日に同会結城農場(茨城県)の田中秀明場長が羽生田さん宅を訪れて確認した。
 名称は豊丘の古い呼称「園里」と竜のまち須坂にちなんで名付けた。羽生田さんは「桜のまち須坂の桜として知ってもらえるようPRしていきたい」と話している。今後、学校などの公共施設にも配る予定。

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