「さくら功労者」に選ばれたのは?

2009-04-27 07:00 am by 須坂新聞

まちづくり icon 日本さくらの会(会長・河野洋平衆院議長)は先ごろ、憲政記念館(東京)で開いた第44回さくら祭り中央大会の席上、「さくら功労者」として須坂市のNPO法人坂田山共生の森を愛する会(卯之原卯吉理事長)と、高山村の信州高山村みちおしえの会(山崎正光会長)を表彰した。卯之原理事長は15日、三木市長へ報告した。山崎会長(左)は13日、会場で記念撮影。
 坂田山共生の森は、昭和47年にボランティアで遊歩道を造ろうと昭和生まれの坂田町昭和会が提唱。南原や穀町など近隣に呼びかけて活動を始めた。アスレチック施設を設置し、遊歩道の維持管理に当たり、須坂ライオンズクラブや須坂市から桜苗木の寄贈や交付を受けて植樹し、須坂市の施設整備補助も受けて活動を続けた。
 坂田山自然遊歩道をつくる会、さくらを育てる会を併合し、平成19年にNPO法人を設立した。里山の環境整備や利用促進を図る事業を行っている。
 卯之原理事長は「発起人10人ほどで活動を始め、次第に仲間の輪が広がった。山林所有者の同意を得て桜を植え、夏の草刈りなど手入れに苦労したが、青春をかけた里山、坂田山の長年の活動が評価され、感慨無量。大変な名誉」と話す。
 信州高山村みちおしえの会は、桜めぐりトレッキングなどで10年以上にわたってボランティアガイドを務め、村を訪れた観光客に桜の素晴らしさを伝えている。
 山崎会長は「これまでの活動が認められたのは先輩たちのおかげ。責任を感じる。活動を通して、多くの人に高山村の桜を知ってもらえるようになった。シダレザクラの里として全国的にも有名になった。これからも頑張りたい」と喜んでいた。

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