【家庭系可燃・不燃ごみ】来年7月から1リットル当たり1円の有料化

2009-04-26 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 市環境審議会(黒岩致会長、委員15人)は17日、家庭系可燃・不燃ごみ処理手数料を排出者が指定袋購入に際し、上乗せしてそれぞれ1リットル当たり1円負担する全面有料化を市へ答申した。粗大ごみはシール張り付けとし、シール1枚50円程度の有料とした。資源物は無料だが、プラ容器包装は現行通り指定袋を購入する。古布類・陶磁器類は分別収集・再資源化の実施を求めた。生活排水処理手数料は平均14.9%の値上げとした。
 昨年11月の諮問以来、3月まで6回の審議会を開いた。市は今後、6月〜8月に全69町で町別説明会を行い、市民の意見を聴く。パブリックコメント(8月市報)で意見募集も行い、意見は審議会へも報告する。12月議会に条例改正案を提案し、来年2月〜4月に再度町別説明会を開き、新指定袋への切り替え方法など準備を行い、来年7月から実施を予定する。
 第4次市総合計画後期基本計画が目指す平成22年度に可燃ごみ1万トン達成は困難な状況にあり、26年度稼働を予定する長野広域連合のごみ処理では、排出量に応じて市の負担金が決まることから減量化は避けられない。そのため、市民の大きな意識変革を促す取り組みとして排出者の経費負担の見直しが必要―とした。
 可燃ごみ指定袋は現在、大袋(30リットル、20枚入り)が190円前後で改定後は合計約800円に。小袋(15リットル 、同)は改定後約500円に。
 また、生活弱者等の減免措置、不法投棄対策、たい肥化の奨励補助などは柔軟かつ継続的に対応をとした。
 新制度は効果を検証し、透明性を高め、減量効果を維持するため常に市民に対してごみ処理・再資源化情報を発信し、5年を目安に見直しを行うとした。
 黒岩会長の話 審議会は有料化ありきではなく、減量の意識付けから議論に入った。1リットル1円は高くもなく安くもなく妥当。69町へ説明し、理解を得て十分ごみ行政を語り合ってほしい。努力した結果を市民へ情報発信してほしい。

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