【記者の目】「共創による市民花火」をめざせ

2009-04-11 08:00 am by 須坂新聞

観光 icon 手負いのまま連続出場するか、手当てをして復活を期すか―。実行委員会は後者を選択した。事務局によれば会場設営、警備、印刷などで400万円近くかかるという。仮に寄付金が半分になれば、花火を打ち上げる前に予算が終わってしまう。
 インターネットで検索すると、群馬県の伊勢崎利根川花火大会、千葉県の佐倉・国際印旛花火大会、三重県の四日市花火大会なども運営資金の見通しが立たず、中止に追い込まれている。
 蔵の町花火の夕べは人出が2万とも3万とも言われ、老若男女が楽しめる須坂最大の誘客イベントだが、ただ1年間休むだけでは解決にはつながらない。
 この選択を正解とするためにも今の時期から抜本的な見直しを図る必要がある。企業・団体に加え、市民の協力なくしては花火は打ち上がらない。皆で一緒に作り楽しむ、真の意味での「共創による市民花火」になることが復活・継続のかぎとなる。 (北沢正記者)

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