高速道1,000円土日乗り放題の効果は…

2009-04-04 08:00 am by 須坂新聞

観光 icon 自動料金収受システム(ETC)を搭載する乗用車などの高速道上限1,000円乗り放題が3月28日から始まった。須高周辺のインターチェンジはいずれも前年比で交通量を増やしたが、目立った混雑はなく、町中が行楽客で特別ににぎわうような状況はなかった。
 29日の日曜日の交通量は、ETC専用の小布施スマートインターが前年3月30日の日曜日と比べて80%増、須坂長野東インターが同22%増、信州中野インターが同15%増、長野インターが7%増だった。
 28日午後2時の小布施スマートインターでは、50代の女性が「きのう夜8時に夫婦で秋田を出発。郡山で泊まり、新潟を経て信州に入った。今はハイウェイオアシスでお昼を食べたところ。これから富士山を見に行く。もちろん高速が安くなったので来た」と話した。
 ドライバーが喜ぶ一方、小布施などの観光地では「目的を持たずに高速道でドライブを楽しむ人が多かった。高速料金が安い分、リンゴを買っていった人もいるが、人出の割りに買い物や食事など地域経済への効果は限られたと感じる」(農産物直売所店員)との声も聞かれた。
 町の調べでは、小布施インター利用台数がことし最高の2,697台だった29日、町中心部の森の駐車場利用台数は37台。高速料金が安くなる前の21日は小布施インター利用台数が2,347台だったが、森の駐車場は90台もあった。

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