【常盤中】全国大会に初出場するのは…

2009-03-02 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 第35回東海アンサンブルコンテストの中学校の部(東海吹奏楽連盟など主催)がこのほど、静岡市で開かれた。常盤中のフルート五重奏が2年連続で金賞を獲得し、東海代表として3月20日に富山市で開く全国大会に初出場する。須高地区としても初。合わせて最も優れた演奏に贈られる朝日新聞社賞も受賞した。昨年は金賞を受賞しながら涙を飲んだ念願の全国出場に同校は沸いている。もう一組のクラリネット・パーカッション八重奏は銀賞だった。
 中学の部には長野、静岡、愛知、岐阜、三重から26組が出場し、自由曲を5分以内で演奏した。審査の結果、7組が金賞に選ばれ、その中から常盤と裾花が代表となった。
 常盤中のフルート五重奏は2年生2人と1年生3人で、ボワモルティエ作曲「5本のフルートのための6つの協奏曲より第4番1、3楽章」を演奏。気持ちを合わせて音色を響かせると共に鮮やかに奏で、優雅な曲調を見事に表現した。審査員から「豊かで美しい音色。安定感、響きも素晴らしい」「しっかりしたサウンドで表現力も抜群」などの評価を得た。
 練習は朝30分、放課後は週3〜4日、短時間で集中して行っている。昨年の悔しい思いを忘れず全国出場を目標に高い意識を持ちながら、安定感や美しい音を出すための基本練習を毎日地道に積み重ね、それらが成果となって発揮された。
 パートリーダーの竹内菜つみさん(2年)は「みんなが美しい音色を出せて、今までの大会の中で一番いい演奏ができた。全国大会では練習してきたすべてを出し切り、自分たちの納得できる演奏をしたい」と喜んだ。
 顧問の塚田京子教諭は「全員が力を出し切り、グループとしても心が一つになって素晴らしい演奏ができた。みんな演奏することが好きで、よりきれいな音を出したい、上手になりたいと、繰り返しの基本練習も嫌がらずに取り組んだ。その頑張りが実を結んだ」とたたえた。
〔常盤中フルート五重奏〕▽奏者 竹内菜つみ 目黒彩絵=2年 北沢真帆 松沢千晶 中村円香=1年

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