2009-01-26 07:00 am by 須坂新聞
小麦粉製品や油脂類などあらゆる食材費が高騰する中、献立の工夫などで据え置いてきた須坂市の学校給食費が、新年度から一律20円値上げし、小学校260円、中学校305円になる。先ごろ市教育委員会が保護者あてに通知を出した。前回の値上げは平成10年度。
本年度、須坂市学校給食センターでは、デザート類や、加工費が上乗せされる混ぜ込みパン、炊き込みごはんの回数を減らし、魚・肉類も単価の低いものに代えるなどして対応している。しかし児童たちからは「物足りない」「デザートやジャム類をつけて」などの要望が寄せられているという。
市学校給食センターの勝山昇所長は「節約で今年度は乗り切るが、物価の上昇には追いつかない状況。また学校給食実施基準で定められた所要栄養量の確保が限界に達していることをご理解いただきたい。今回の見直しにより、さらに充実した献立の提供につなげていければ」と話している。
本年度、小布施町は19〜25円、高山村は20円の値上げを実施している。
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