村山橋2期線が開通〜須高と長野市結ぶ837m

2009-01-01 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 千曲川に架かる国道406号の村山橋は12月22日、道路部2期線(下流側2車線、長野市から須坂市)が開通した。開通に先立って実行委員会(会長・三木須坂市長)主催の第2期工事道路部開通式を橋の長野市側で盛大に開いた。テープカットやくす玉開披(写真)、長野市村山区神楽の安全祈願、親子三世代などが渡り初め(写真)を行った。地元住民など大勢集まった。

 村井知事は「道路と鉄道を併用する全国的にも珍しい橋は、80年余、地域の発展に重要な役割を担ってきたが、老朽化と慢性的な渋滞のため抜本対策が求められ、4車線が完成した。広域ネットや救急救命医療、健康、安全にも寄与する」とあいさつした。
 開通式は10月の気温という暖かい雨の中、関係者約170人が出席した。県発注の工事は平成2年の事業着手から19年で道路部が全線開通となった。
 総延長は2,150m。県内4番目に長い橋は旧橋より23.6m長い837.8m。須坂側は箱桁(はこげた)300.6m。流水部の長野側はトラス(三角形の骨組み)537.2m。車道幅員6.5m、歩道3.5m。2010年9月供用を予定する鉄道部は長野電鉄線路が幅員3.8m俊。歩道と鉄道の間の仕切りは透明アクリル板で景観に配慮した。地権者200人余が用地を提供。70業者が優れた技術を提供した。
 事業費は今後の取り付け部県道付け替えや旧橋撤去を含め235億円を見込む。
 来賓で地元長野市村山の小坂憲次衆議院議員は、父故善太郎氏の写真とともに出席した。「待ちに待った全線開通。長野、須坂の両地権者や工事関係者に感謝を申し上げたい。地域の国会議員として涙が出るほどうれしい。長野・須坂を結ぶ先線を延ばすよう一層努力したい」とあいさつした。

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