2008-08-24 07:00 am by 須坂新聞
県教委が先ごろ、メセナホールで開いた高校再編に係る懇談会は約110人が出席した。県教委が高校の現状と課題、高校再編の骨子など説明後、出席者からは「市内の4校は共に駅から遠くなく、交通の利便性が高い。減らすのはいかがなものか」「地域の理解を得るには時間が必要」「教育百年の計をつくるには時間が少なすぎる」「そんなに急ぐ必要はない」と出た。
また、7月、郡役所での県教委との意見交換会(須高地域の高校を考える会主催)で山口利幸教育長が示した4校を3校にする6通りの組み合わせについて出席者からは「ほかにもあれば柔軟に」。また、「地域が密接な旧2通(須坂市、中野市)と旧3通(長野市)を一緒に考えられないか」。「産業教育審議会答申が10月に出てからでは議論できない」。「中野地区の例から不満や不安が出ないよう、統合が決まるまでと決まってから十分議論を」と出た。
これに対し、県教委は「学校を変えるには4〜5年の時間がかかる。議論は十分時間をかけたい。旧2通は生徒がピーク時(平成2年)から10年後の30年以降半分以下に減る少子化が最大の理由。2つ目は専門学科の適正配置。3つ目は長野市の中学卒業生が須坂市内に多い流出入の問題。時間がほしいとの意見も大事に受け止めたい」と述べた。
須高地域の高校を考える会は「話し合いをすればするほど時間がほしい。ものづくりのまち須坂の工業界からは工業系学科の設置要望もある。多部制・単位制や特別支援学級、芸術・音楽のまちを反映した学科などの声もある」と述べた。
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