2008-08-13 07:00 am by 須坂新聞
須高地域の高校を考える会(荒井清治会長)は1日、須坂商工会議所で高校再編計画に伴う産業界との意見交換会を開いた=写真。須坂工業クラブや須坂工業振興会、県経営者協会須高支部の代表から工業科設置や支援体制について要望や意見が出された。また、工業界の意見をまとめた仮称須坂環境産業高校のイメージ案が紹介された。会では各種団体長とも会議を持ち、今後提出する提言の原案をまとめたい考えだ。
出席した村石正郎県議(同会顧問)は「工業科の設置は市の産業構造の中でバランスの取れた発展に欠かせない。基本の力や進路を設計できる力をつけさせたい。市内の4校を3校にとの高校再編骨子案は、進んでいって明確に未来設計図が描けるかが焦点。この地域の教育について議論を深めてもらえればありがたい」と述べた。
工業界の代表からは「市にも工業科の必要性は伝えている。早くから職業観を持つことが大事」。「金型産業はインターンシップで企業の現場を知らないと学校では教えられないのが現状。南信の諏訪に対抗する北信を引っ張るのは須坂の企業と思う。言うからには支援もしたい」。
「親の跡を継いだ昔と違い、今は選択肢が多くて職業を決めかねる面もある」。「油だらけの3Kのイメージが工業には強いが、マーケティングや企画、開発、販売の流れの中でものづくりが行われている。基礎を取り入れて須坂の特長的な学科を」と述べた。
牧勇男須坂商工会議所会頭は「(6月の須商同窓会講演で)個人的に須坂は2校でもいいと言った意味は、2つにすれば生徒数が多くなり、スポーツもいい選手が集まる。入学希望が多くなり、魅力も増す」と述べた。
井上副市長は「世界に通用するネットワーク型の人間をつくりたいという須坂の産業界の要望は伝えたい。産業を育成する人材をどうつくるか、提案していきたい」と述べた。
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