須高農協〜改革で難局に挑む

2008-04-19 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須高農協(小出俊雄組合長)は24日午後2時から須坂商工会議所で合併20周年記念式典を開く。高齢化や後継者不足などによる遊休荒廃農地の増大、海外農産物の大量流入による価格低迷や競争激化など取り巻く環境は厳しい。平成18年に店舗統廃合、昨年は12支所を本所・井上・仁礼・高山・小布施の5支所に、営農センターも4拠点に再編した。ことしの役員改選では定数を見直し女性理事2人の登用を予定するなど改革の推進で難局打開に挑んでいる。

 同農協は平成元年3月1日、須高5農協が合併して誕生した。後半の10年では、デイサービスセンター「桐の里」と小布施デイサービスセンター「花の里」、お百SHOPおぶせ・すざか、そのさと有機センター、JA須高ローンセンターなどを開設。ことし7月にショートステイとデイサービスを備えた複合福祉施設「がりゅうの里」がオープンする。
 平成20年(2月末)の正組合員は同10年に比べて8%減の5,272人、準組合員は10%増の4,130人、専業の農家戸数は微減の704人となっている。
 また、財務状況を10年前に比較すると、貯金残高は3%減の約686億円、貸出金は11%減の約170億円。共済契約高は20%減の3,753億円。購買供給高は10%減の約46億円、農作物等販売品販売高は15%減の79億円。
 式典では、信州大学工学部教授の遠藤守信さんを招いて記念講演「グローバル化時代と農協に期待すること」を行う。

2008-04-19 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。