2008-02-17 07:00 am by 須坂新聞
市税務課は14日、市税等滞納者から差し押さえた動産物件を国税徴収法などにのっとって売却するインターネット公売を始めた=写真。6点を参加申し込み締め切りの28日午後5時まで公開している。入札期間は3月4日〜6日午後1時半。物件の下見会は22日午後2時〜4時に市役所3階305会議室で行う予定だ。インターネット公売は長野市や中野市、小布施町など県内市町村ですでに導入している。
公売物件は1女性用毛皮コート(ミンク) 2女性用ロングコート(表地シルク35%、プロミックス65%、フォックスの襟付き) 3男性用ハーフコート(ラム) 4同ロングコート(同) 5女性用ハンドバッグ(アザラシ) 6同ショルダーバッグ(ダチョウ)。見積価格は20,000円、30,000円、100,000万円。公売保証金は2,000円、3,000円、10,000万円(落札後に返還)。
システムを提供するヤフー(Yahoo)に須坂市が出品。落札物件の買い受け代金は滞納者の未納税金などの支払いに充てる。システム利用料は国税徴収法の滞納処分費に充てることができる。
税務課は「預貯金の差し押さえはしているが、動産はオークションを使って踏み込んでいきたい。マニアの目に留まると思わぬ高値もあると聞くので期待している」と話す。利用はヤフー・オークションから官公庁オークションへ入る。
昨年12月末時点の市税等滞納整理状況では、調定額10億9,000万円余のうち、19.8%が収入済(前年度20.9%)。差し押さえを行った下水道費分担金が前年度対比285.8%、同負担金が188.2%など収入済は前年度対比103.3%だが、調定額が前年度より9%増え、収入未済額も10%増えている。詳しくはhttp://www.city.suzaka.nagano.jp/zeimu/koubai/
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