三木市政2期目の抱負〜優しさとたくましさ

2008-01-26 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 三木氏は20日午後8時すぎに須坂商工会議所に入り、支持者とともに開票待ち。9時に開票作業が始まり、直後に民放で三木氏当確の速報が流れると、周りから拍手。三木氏は立ち上がって一礼し、約150人の支持者を握手して回った。小坂・篠原両国会議員、村石・永井両県会議員、小布施町の市村町長、高山村の久保田村長らが駆け付け、土屋阿さ子総括責任者の掛け声で乾杯、菊池健造選対本部長の音頭で万歳。
 三木氏は「閉そく感のある時代。必ずしも現職有利とはいえず、厳しい選挙だった。本当にありがとうございました。私はボランティアの選挙という形をとってきた。須坂がボランティアのまちであり、共創のまちづくりを進めているため。選対役員、会員、地元、小中高校の仲間、多くの市民と知り合い、支援をいただいた。選挙運動は民主主義の基本と考え、私のリーダーシップではなく、それぞれの皆さんの個性や力を発揮していただいた」と感謝した。
 ポケットから出した黄色い帽子を掲げ、「これは、地域の子供たちを守りたい、そのために地域で何かをしたい、という市民が通学路などでかぶっている帽子。犬のお巡りさんの人もいる。交通安全のたすきをつけてくれる人も大勢いる。須坂市は少なくとも1,400人がこうしたボランティアを行っている。この精神があれば、須坂市は必ず日本で有数の都市になる。閉そく感のある時代。しかし、必ず朝は来る。その朝を市民と一緒に迎えたい」と呼び掛けた。
 「優しさとたくましさ」を2期目のモットーに掲げる。優しさは弱者への配慮、たくましさは産業振興や社会基盤整備の取り組み。ぜい弱な市財政基盤を強化し、持続発展可能なたくましい須坂市のイメージも抱く。
 レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説で主人公の探偵が言うセリフ「男はタフでなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」を見習った。
 この日、須坂市動物園の人気者ハッチにあいさつしてきたという。「私の守り神。寒い中、お客さんがいて、一生懸命やっていた」とねぎらった。

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