須坂商工会議所〜広田会頭が勇退

2007-10-28 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂商工会議所の広田宏会頭(77・広田製作所会長)は19日に開いた常議員会で今月末日の任期満了で退任する意向を表明した。後任の人事は未定で、常議員による選考委員会(久保正直委員長)が人選を進める。
 広田氏は昭和54年から5年間常議員、60年から12年間副会頭を務め、平成9年5月から会頭に就任、現在3期目。この間、信州須坂ものづくりプロジェクトや中心地区商業活性化研究会などの設立、全国に先駆けた中小企業財形共同化支援事業の導入などさまざまな商工会議所事業や地域活性化事業に取り組んだ。産業功労で叙勲(旭日小綬章)や知事表彰などを受けた。須坂高等職業訓練校、須坂工業振興会、長野法人会須坂部会、須坂発明研究協会、須坂警察官友の会、須高防衛協会など多くの公職の長も歴任、地域の発展に尽くした。
 常議員会で広田氏は「多事多難ではあったが、皆さんの協力をいただいて精一杯務めさせていただいた。喜寿を迎え区切りをつける時と判断、次の人にバトンタッチしたい。皆さんで地域経済を盛り上げていってほしい」と勇退の弁を語った。
 須坂新聞社の取材で広田氏は「25年以上に及ぶ商工会議所活動は、富士通の業務縮小問題など地域経済の活性化や産学官連携事業の推進など山あり谷ありの連続で、一言では語り尽くせない。無我夢中、全力でやってきた。支えていただいた多くの皆さんに感謝したい。須坂のまちをにぎやかにしたいと強く思っていたが、志半ばになってしまった。後の人に託したい。今後は一市民として応援していきたい」などと述べた。
 なお、臨時議員総会は11月7日に開き、正副会頭らの新役員を選出する。

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