2007-10-07 07:00 am by 須坂新聞
常盤中学校の創立60周年記念式典は29日、同校で開いた。在校生や同窓生など関係者約500人が出席して節目を盛大に祝った。合わせて校歌の四部合唱の初披露や、記念コンサートとして卒業生でホルン奏者の水野信行さん(南原町出身、東京音大教授)の演奏も行われた。
式典で業田昭映記念事業推進委員長は「教育、文化、交流など、地域と結ばれた学校として地域社会の向上発展に役割を果たしてきた。今後もよりどころ、学びやとなって」とあいさつ。市ノ瀬淳一校長は「60年の足跡、伝統を見直して大切にし、10年、20年後に残さなければならないことを考え、地域のために努力しなければならない」と話した。
校歌の四部合唱は、上高井教育会音楽同好会の講師などを務める飯島中の唐沢史比古教頭が編曲した。生徒たちの息の合った爽(さわ)やかなハーモニーが会場に響きわたった。
記念コンサートでは松岡美絵さん(福岡県出身)のピアノの伴奏に合わせて、水野さんがモーツァルトの曲などを披露。出席者は優雅な旋律に静かに聴き入っていた。
水野さんは中学の吹奏楽部で顧問の先生に言われた一言がきっかけで音楽の道に進んだエピソードなどを話した。第二次世界大戦に関係するケーラーの曲を解説し、「平和を実現させ、それを引っ張っていく人になって」と後輩を激励した。青木祐大校友会長は「先輩に負けないよう学校生活、進路に向かって精いっぱい頑張りたい」と感謝した。
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