2007-09-15 07:00 am by 須坂新聞
須坂市動物園は12日、アカカンガルーのクララ(写真左)が出産した第2子(写真右)は、ハッチの子である可能性が高いと発表した。毛色がハッチと同じ赤茶色であることと、成長のペースから昨年末に出産が確認された赤ちゃんは何らかの原因で育たず、新たに妊娠・出産した赤ちゃんと判断した。
クララは昨年6月に神戸市立王子動物園から嫁入りしたが、すでに出産していたことが判明。昨年12月25日には出産直後の赤ちゃんがクララの体をはう様子を飼育スタッフが偶然確認した。カンガルーは受精卵を同時に2個まで保有できるため、第2子もハッチの子ではない可能性が残っていた。
アカカンガルーの赤ちゃんは体長2cmほどで生まれ、自力で母親の袋(育児のう)に入り、235〜240日で完全離脱(袋に入らなくなること)する。同園では第2子の成長を確認し、今後の予想を6月末に袋から顔を出し、8月末ごろに完全離脱すると発表した。しかし実際は袋から顔を出したのが7月21日で、個体差を考慮しても1カ月のずれがある。ハッチとの交尾も確認されていることから、現在の赤ちゃんはハッチ2世の可能性が高いという。赤ちゃんは袋から体を出す時間が少しずつ長くなり、9月20日前後には完全離脱すると予想。性別が確認できてから名前を公募する予定だ。
2007-09-15 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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