新収容棟3棟を建設〜長野刑務所

2007-09-01 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 長野刑務所(須坂市馬場町)は25日、第23回信州矯正展を同所で開いた。受刑者の社会復帰に向けた取り組みを知ってもらおうと、構内の一部を地域に開放し、刑務所作業製品の展示販売や作業体験などさまざまな催しを行った。
 全国59施設の木工や革、金属製品など約4,000点を格安で販売=写真。収容室や作業工場などの見学も行い、「普通は立ち入ることのできない所を紹介してもらい、施設の姿が少し分かった」と好評だった。
 長野刑務所の現状を伝えるパネル展(写真)は、ここ数年の収容人員の推移(平成19年7月末で915人)などをグラフで紹介。4月以前は定員1,115人に対して1,200人以上を収容していたが、現在は収容棟を取り壊して新棟を建設するため、受刑者の一部を他施設に振り分けているという。
 過剰収容対策は全国的な課題で、財政難の中、民間資金を利用し管理運営の一部を民間委託するPFI手法による刑務所が全国3カ所で開設される。
 長野刑務所の今回の工事内容は、収容棟が鉄筋コンクリート造4階建て、同3階建て、同1階建ての3棟で、延べ床面積計8,300平方メートル。ほか炊場棟、体育館、布団乾燥室、運動場など。工期は来年3月31日。

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