2007-07-10 07:00 am by 須坂新聞
トヨタUグループ(長野市)の新車点検や板金塗装を行う(株)ユー・ボディアンドペインティング(宇都宮元社長=Uグループ代表)は、自動車補修用の溶剤塗料を環境に配慮した水性塗料に切り替えるため、2日に増築した県営日滝原産業団地(須坂市)の本社工場に、「国内トヨタ系販売店で最高レベル」の環境配慮型水性塗装システムを導入した。
溶剤塗料は大気汚染原因物質の揮発性有機化合物(VOC)を含んでいるため、地域環境への配慮や作業員の健康を考えて取り入れた。法規制や排出施設の自主的な取り組みも求められている。
増築した工場の一角に水性塗料対応ブース(写真右側の一室)を新設した。水性塗料は環境にやさしい半面、乾きにくく、ほこりが付きやすい。作業員はエアーシャワールームで全身のほこりを取り除いてから、高温除湿に空調管理されたブースで作業する。
同社の箱山藤二取締役は「現行でもVOCを通常の50%削減する溶剤塗料を使っている。これから水性塗料を使うことでさらにVOC削減を進めたい」と話す。7月後半から段階的に水性に切り換える予定。
同社は北東信地域でUグループの新車点検や板金塗装を集約的に引き受けている。地域内の取扱量を増やすため、9割(施工面積2,500平方メートル)増築した。同社TEL026-248-0107。
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