2007-06-21 07:00 am by 須坂新聞
臥竜公園の松枯れ被害の調査、防除に取り組む須坂園芸高校造園クラブは9日、新たにアカゲラの巣箱5個を臥竜山に設置した。アカゲラは松枯れの原因マツノザイセンチュウを運ぶマツノマダラカミキリの幼虫を食べる。
同クラブが5月に調査したところ、新たに5本の松枯れがあることが分かった。臥竜山北側でも見つかり被害が山全体に広がっているという。観音橋付近ではコナラ枯れも発見されている。
巣箱は5月に高山村の産学官連携事業で高山小児童や女子美大生と製作した。生徒はコナラの木などに巣箱をくくり付けた。昨年7月と合わせて合計9個となった。同行した坂田博公園事務所長にコナラ枯れの原因であるマルカイガラムシの防除法なども説明した。
坂田所長は「調査と対策をしてもらいありがたい。これ以上被害が拡大しないように取り組んでいきたい」と感謝した。クラブ長の小林司君(3年)は「枯れる原因もいろいろあり、すぐに効果が表れるわけではないが、少しでも被害を防ぐことができれば」と話した。
同クラブでは臥竜公園付近の一般家庭の松枯れ調査も行っている。問い合わせは同校TEL026-245-0103。
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