須坂市動物園/交流施設「ふれんZOO」誕生

2007-04-07 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市動物園に3日、木造2階建ての交流施設(愛称=ふれんZOO)がオープンした。1階に展示資料室兼デジタルアニマルパーク体験コーナー、2階にボランティア交流施設兼会議室を設けた。同日、関係者が出席してセレモニーを行い、入園者もくす玉を割って祝った。
 調理室兼職員詰め所に隣接して新築した。延床面積は60.76平方メートル。地元産のクマスギをふんだんに使用し、鉄骨の外階段を付けた。1階はギャラリー、休憩室としても利用する。インターネット用の液晶テレビは須高ケーブルテレビが寄贈した。
 セレモニーで、三木市長は「昨年度、過去最高の入園者数を記録できたのは、関係する方々の努力の成果で、まさに小さな動物園のプロジェクトZ(ZOO)だと思う。交流施設も完成し、ボランティアの皆さんには引き続きご支援をお願いしたい」とあいさつ。須高ケーブルテレビの丸山康照社長は「地域のメディアとしてこれからも須坂市の活性化に向け努力していきたい」。動物園ボランティア「フレンZOO須坂」の長谷川潔さん(屋部町)は「動物園のために何か役立ちたいと、現在約30人でお手伝いしている。完成した交流施設を有効に活用し、今後も園のために協力していきたい」と話した。
 総事業費は983万8,500円(うち40%はまちづくり交付金を活用)。設計監理は幸設計事務所(南横町)、工事は丸山材木店(野辺町)が行った。
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 須坂市動物園の18年度入園者数は、23万7,663人で、昭和37年の開園以来、最高を記録した。過去最低だった15年(6万3,562人)以降、ユーモラスなしぐさのアカカンガルー「ハッチ」がテレビや雑誌、新聞などで取り上げられ大人気になると、ハッチに会える動物園として知名度がアップ。その後もハッチの嫁入り、クラッチの誕生と話題は尽きず、3年間で入園者数は3.7倍以上に膨れ上がった。
 今年度は交流施設を拠点とした学習交流イベントを催すほか、新たにベンガルトラ2頭、源竜のお嫁さんが仲間入りする。

2007-04-07 07:00 am by 須坂新聞 - 1 コメント



佐野 博 @ 2007-05-05 05:36 am

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