2007-01-06 07:00 am by 須坂新聞
国土交通省千曲川河川事務所は平成19年度中の完成を目指して、須坂市北相之島の百々川樋門(ひもん)を新たに改築する。
同樋門は昭和9年、千曲川の増水時に八木沢川に水が逆流するのを防ぐため、両河川の合流点に設置した。
だが約70年が経過し、コンクリート亀裂による漏水や鉄筋露出など桶門の老朽化が進行。八木沢川が河川改修され流下能力が毎秒70立方メートルにアップしたのに対して、現桶門は毎秒50立方メートルの能力しかない。また、樋門の敷き高が八木沢川の計画河床高より1.5m高いことから治水上問題がある。
そこで、同事務所は16年度から改築のための測量設計・用地買収を進め、今年度から本体工事に着手した。
新施設は現施設の下流約100mに設置する。幅6.5m×高さ3.3mの門が三連あり、流下能力は現施設より3割アップの70立方メートルで八木沢川の流下能力に対応できる。
事業費は約12億5,000万円。施工は、本体工事が地崎工業東京支店、ゲート工事が福井鉄工(福井県)、水路工事は北條組(長野市)。同事務所では「流域住民の安心・安全な暮らしを守るために早期の完成を目指していきたい」と話している。
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