2006-12-17 07:00 am by 須坂新聞
常盤中で1年生女子の冬季のスラックス着用が広まっている。同校で7日に調査したところ、全54人のうち約6割に当たる30人が日常的にスラックスで過ごしているなどと答えた。学校で啓発活動に力を入れるとともに、ことしからブレザー型の新制服になったことも理由のようだ。
日常的にはいていると答えた以外にも、数回着用したり、雪が降ったらはくと答えた生徒もいた。1年生の約9割はスラックスを持っているという。
冬季をスカートで過ごすことによる冷えや体調不調、病気などが問題となっているが、スラックスはセーラー服にデザインが合わないなどの理由で敬遠されていた。
そこで同校では新制服の導入に合わせて、生徒の意見も取り入れてブレザーに合うデザインや素材にした。加えて、昨年から保健室だよりで「スラックスをはこう特集」を発行して生徒だけでなく、保護者にも冷えの悪影響などを説明。入学説明会で購入を呼びかけたり、保健室で生徒に試着を勧めるなどして力を入れてきた。
11月1日から12月6日までに、冷えが原因と思われる腹痛や頭痛で保健室に来室した女子生徒の割合は、2年生57%、3年生30%に対して1年生は13%だった。
1年生女子は「皆がはいているから私もはいている。格好悪いとは思わない。温かいので、冬の間はスラックスで過ごそうと思う」「親に言われた。スカートの方がいいけど、寒いからはいている」などと話している。
飯島早苗養護教諭は「新制服になったことと保護者が生徒に勧めてくれていることが大きい。11月になってから増えた。嫌がる様子もなく、寒くなったら当たり前にはくという意識があるようだ。2、3年生も少しずつ増えている」と話す。
今後も、ポスターでの着こなしの提案などで、より一層の着用を進めたいという。
高山中は来年度、ブレザー型の新制服導入を機に、冬季は新制服の全員がスラックス着用にする方針という。
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