須坂商工会議所青年部が商売体験セミナー/「小学生会社」が実習

2006-11-15 07:00 am by 須坂新聞

まちづくり icon 須坂商工会議所青年部は3日、小学生の商売体験セミナー「ジュニア・エコノミー・カレッジすざか」を芝宮境内で行い、4〜5人で仮想の株式会社を作った小学生3チームが自ら考案した商品を販売した。
 同部が毎年須坂えびす講に協賛して開催しているイベント「秋店フェスタ」のブースに商品を陳列、看板なども手作りした。その商品は▽(株)SHJ(日滝小A)=おやきDEギョーザ▽(株)キオラ(日滝小B)=たこ焼き風スイーツ「りんご丸」▽(株)ANGEL(須坂小)=ハッチと桜のタルト&りんごバー・ぶどうバー。同部からの借入金1万円と協力してくれる家族などの株主から集めた資本金1万円の計2万円を元手に作ったアイデア商品がズラリと並んだ。
 子どもたちは揃いのTシャツやエプロンを身につけてやる気いっぱい。大きな声で「いらっしゃいませ、おいしいですよ」と呼び込み、最初はぎこちなかったお客さんとの応対もすぐに慣れ、訪れた三木市長にもはっきりと商品の説明をしていた。また、えびす講会場へ出張販売を行うなど積極的に行動、全商品が昼前に完売した。子どもたちは「準備までが大変だったけど、とても楽しかった。またやりたい」と大喜びしていた。
 セミナーは全4回シリーズ。会社設立・商品企画など2回の授業や準備を経て、今回が本番の販売。サポートしてきた同部や須坂商業高校まちかどSHOPくますぎのメンバーらも「子どもたちの目が輝いていた。最初とは見違えるよう」とわずかの期間の成長に舌を巻いていた。また、この企画を先駆的に行っている福島県会津若松商工会議所青年部のメンバー3人も視察に訪れ、激励とアドバイスを送っていた。
 なお、セミナー最終回は今月19日に市公民館で決算の授業や表彰式などを行い、利益の一部を税金として須坂市に納付(寄付)するという。

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