須坂商工会議所青年部が「商売体験セミナー」

2006-09-14 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂商工会議所青年部(小山秀司会長)はこのほど、小学生を対象にした商売体験セミナー「第1回ジュニア・エコノミー・カレッジすざか」の1回目を須坂商工会館で開いた。
 小学生に須坂の商人の歴史や経済の仕組みの学習、商売体験などを通して、その達成感、お金の大切さ、商売の楽しさや難しさなどを知ってもらい、将来の須坂を支える人材を育成しようと、初めて企画した。須坂商工会議所、須坂市、市教育委員会が後援、NPO法人NEXT須坂、須坂商業高校まちかどSHOPくますぎ、女サーティースリーが協力する。
 全体の流れは4〜5人1組でチームを作り、仮想株式会社を設立して、ドリームプラン(事業計画書=商売の内容)を作成。プランに協力してくれる人から資本金計1万円を集め、青年部からの借入金1万円を含めた計2万円で商品開発・製作・仕入れを行い、11月3日に芝宮神社で開く須坂えびす講で販売、その後、決算報告書を作り、税金も納付(利益の10%を市に寄付)するもので、11月19日までの4回シリーズで行う。
 参加したのは日滝小6年生2チームと須坂小6年生1チームの計3チーム。この日は青年部メンバーらが「会社とは」と「須坂の先人に学ぼう、越寿三郎物語」の二題でミニ講演を行った後、各チームごとに▽会社名▽役員(社長・副社長・財務部長・宣伝部長・商品開発部長)▽売り出す商品を相談。助言者として青年部メンバー、須坂商業高校生らが加わり、アドバイスを送った。
 話し合いの結果、日滝小Aチームが「株式会社SHJ」としてギョーザを、Bチームが「株式会社キオラ」としてリンゴを使ったたこ焼き風菓子を、須坂小チームが「株式会社ANGEL」としてクッキーを製造・販売することになり、3社の社長が「明るく楽しく元気良く、完売目指して頑張ります」などと意気込みを語った。会場では保護者向けの説明会をビデオなどを使って行ったほか、関心のある一般の人も詰めかけて様子を見守っていた。
 小学生たちは今後、商品開発に協力してくれる店舗との相談、ドリームプランの作成、株主の募集など具体的な行動に入っていく。2回目のセミナーは10月1日に開き、商品販売に向けた学習や打ち合わせと共にビジネスマナーなども学ぶ。

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