2006-09-04 12:00 am by 須坂新聞
須坂水の会(小林紀雄会長)は30日、インター須坂流通産業団地緑地ビオトープ造り(県コモンズ支援事業)で掘った水路や池に須坂千曲保育園(古川和代園長)の園児26人を招いてメダカを放流した。子供たちにも親しんでもらおうと、池はアンパンマンの顔に似せて作った。支援事業費は240万円余。水路工事がほぼ終わり、今後は植樹など周辺整備を行っていく。
場所は市総合情報センター隣(幸高町)の緑地公園。約5,600平方メートル。土地所有者の市の許可を得、生活環境課が進める環境学習の場にもなるよう絶滅が心配されるメダカや蛍のすむビオトープ(水辺環境)をつくる。
水は井上駅周辺のわき水。水を管理する河東土地改良区の同意を得、北東の公園入り口から暗渠(あんきょ)で引き、自然落差を利用して水が噴き出る。噴出水は水路を通ってゆっくり公園内を流れ、池をぐるっと回って排水へ。水は公園の外の既存水路へ戻る。
放流したのは4〜5歳児。メダカを見るのは初めての園児も。「大きくなって」と呼びかけた。小林会長は「メダカと蛍のすむ場所を作っています。ビオトープといい、生き物がすむ場所です。メダカは卵で増えます。今年はそっとしておいて来年先生や保護者と遊びに来て」と説明した。
放流したメダカはゆるやかな流れに群れをなして進んだり、流れに逆らったり、新たなすみかを泳ぎ回った。
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