湯っ蔵んどがリニューアル/死海の水に浮かんでみよう

2006-04-15 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市仁礼町の日帰り温泉施設「湯っ蔵んど」(株式会社須坂健康福祉ランド経営)の館内の改修工事が完成、新たに死海の水浮遊体験コーナーが加わり12日、ヨルダンのサミール・ナウリ駐日大使夫妻を迎えて完成式を行い、13日、リニューアルオープンした。
 市が事業費約4,000万 円をかけ、2階に仮眠室、託児室、食事処を設け、浴室は洗い場や脱衣室を増設し、新たに1階にお茶処を設けた。また、死海の水体験コーナーは、会社が約2,600万円を負担、レストランだった1階部分に、3.4m×9.4mの広さの浴槽を設置、愛・地球博でヨルダン館の目玉だった死海の水を譲り受けて体験コーナー(有料)とした。
 死海の水は、塩分濃度20〜30%、比重1.2と普通の水より大きい。浴槽は死海の水9tと購入した死海の塩を溶かした水を入れ、38度に温めている。
 大使夫妻は、三木正夫市長、新井新二社長と体験コーナーの前の広場で桜を記念植樹、ヨルダンの国花「ブラックアイリス」を記念植栽した。
 大使は「死海の水はミネラル成分が豊富で健康にもお肌にも良い。死海の水に浮かんだ人は、ヨルダンに思いを馳せてくれることでしょう。この企画が成功することを心から願っています」と完成式で期待した。
 また、三木市長は「健康・福祉・観光の拠点施設としてより多くの人に利用していただけると期待している。ヨルダン王国は、歴史、文化、自然が豊かで、国際政治の舞台で極めて重要な役割をもち、日本と伝統的に友好関係を築いてきている。死海の水は利用者の国際感覚を育て、世界の環境問題に目を向けてくれることになる」とあいさつで述べた。

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