2006-03-25 12:00 am by 須坂新聞
須坂市は21日、極細の炭素繊維「カーボンナノチューブ」研究の第一人者で須坂市北原町に生まれ、在住する遠藤守信信州大学工学部教授(59)の名誉市民称号記・章の贈呈式を須坂市文化会館メセナホールで行った。市民や信州大学学生など約500人が出席、須坂市が輩出した世界が注目する科学者の功績に敬意を表した。
式は信州大学交響楽団の演奏で始まり、三木市長は「世界と須坂市の産業と学術の発展に尽くされた功績に敬意と感謝を申し上げる。引き続き市の発展のために温かいご指導を賜りたい」と式辞を述べた。また、小坂憲次文部科学大臣、小宮山淳信州大学学長、村石正郎県議、善財文夫市議会議長が来賓を代表して祝辞に立ち「世界が注目する科学者」と、さらなる活躍を期待していた。
称号章を胸に遠藤教授は、演題「すざかの贈り物」で特別記念講演した。
「恵まれた自然環境の中で生まれ育ち、海外に留学中に思い出したのはいつも生まれ育った故郷の山河だった。市民みんなで勉強し、協力し合って、豊かな自然の中でたくましく育ち、未来の須坂に通じる人間力、判断力、創造力があり、郷土愛にあふれる須坂の子供・若者たちを育てていきましょう」と人づくりと須坂市の豊かな自然環境の大切を訴えていた。
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