2006-01-16 12:00 am by 須坂新聞
須坂市議会は6日開いた臨時会で、市長から提出された炭素ナノチューブ研究の第一人者の遠藤守信信州大学教授(59・須坂市北原町)の名誉市民推挙について、全会一致で可決した。
名誉市民に決まった遠藤教授は、ナノカーボン等新炭素体の科学と応用の研究が専門分野。ナノテクノロジーの代表的素材・炭素ナノチューブの研究で、「化学的気相成長法」という独自の炭素ナノチューブをつくる方法を発見、生成法を確立し、世界を代表するナノカーボン研究者の一人として知られている。
この方法で作った炭素ナノチューブは「遠藤ファイバー」とも呼ばれ、低コストで炭素ナノチューブを生産することが可能となり、リチウムイオン電池などのナノテクノロジー分野での応用が始まり、新技術・新産業の創出など産業改革を牽引している。
また、遠藤教授は、須坂市総合計画審議会長、市新エネルギービジョン策定委員会長等を務め、産学官民連携による須坂市のまちづくりや新産業創出等で須坂市の発展に取り組んでいる。
須坂市の名誉市民は遠藤教授で6人目(うち4人は市長経験者)。学術・文化人では俳人の栗生純夫氏(本名・神林新治)に次いで2人目となった。
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