須坂市議会定数4削減

2006-01-14 12:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市議会は6日開いた今年の第1回臨時市議会で、現行の議員定数を4削減して20とする議員定数条例の一部改正を賛成多数で可決した。来年1月1日以後の市議会議員一般選挙から適用となり、来年2月の次期市議選は定数20で行われることになった。 
 一部改正案は、7会派中、共産党を除いた6会派の議員有志6氏が連名の議員提案で提出、古谷秀夫氏が提案理由を説明、共産党の永井光明氏が反対討論、採決の結果共産党2議員を除く賛成多数で可決した。
 昨年2月設置した市議会定数等改革検討委員会は11月、「現状維持とする」意見と「定数は最終的に20とする意見が多かった」とする―両論併記で善財文夫議長に検討結果を報告している。
 この中で◇削減すべきは6会派で、主な意見は▽財政状況や社会情勢から定数削減はやむを得ない▽削減すべきとする市民の意見が多い▽単に財政が厳しいから削減するというのではなく議会をよりプロフェッショナル集団にしていく方向で削減に取り組むべきである▽定数削減はやむを得ないが、議員活動に専念できるような報酬にすべきである等としている。
 また◇現状維持とする意見は1会派(共産党)で▽財政難であることは理解するが、議員に市民の意見を反映する使命がある。定数減が量だけではなく、議会の質を低下することにならないか▽議員定数に係わるコストは、民主主義を保障するコストとして必要不可欠なもの。議員を減らすことはこの機能をどんどん弱めることになるが主な意見だった―と検討結果を報告している。
 また、去る26日に報告した、議員の報酬に係わる検討結果の報告によると、報酬については現況維持との意見がある一方、地方分権一括法の施行に伴い議会の政策形成機能、執行機関の監視機能の充実強化が求められ、大幅な議員定数の削減を行うことから、議会・議員活動に専念できるような報酬、処遇を求める意見が多数であった―等としている。

2006-01-14 12:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。