2005-10-08 12:00 am by 須坂新聞
須坂市消防本部はこのほど、福島町の福島スポーツ広場で、集中治療室と同レベルの機能を装備した救急専用ヘリコプター「信州ドクターヘリ」との連携訓練を行った。
7月から全国で10番目となる同ヘリが佐久総合病院に配備されたことに伴い、地上の救急隊との連携を実践しようと、県内各消防本部と訓練を行っているもので、消防や医療関係者ら約40人が参加して、山中で50メートル滑落した重傷者がいるとの想定で、ヘリの誘導・着陸、救急車内での医師らによる処置、ヘリへの搬送などを実施した。
同ヘリの仕組みは1.事故・急病の119番通報が消防本部に入る 2.救急隊が出動し、同時に佐久総合病院救命救急センター屋上ヘリポートに常駐しているドクターヘリに出動要請が出る 3.医師・看護師が同乗し2〜3分以内に離陸、現場に急行する 4.現場付近の着陸可能な場所に着陸、現場の救急隊と協力し診察と処置を行う 5.近くの医療機関または佐久総合病院救命救急センターへ搬送―という流れ。
訓練でも同病院から離陸後わずか19分で到着しており▽救命率が向上する▽障害・後遺症が軽くなる▽遠隔地の救急医療が向上する▽災害発生時にも対応できるなどの効果が期待されている。
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