湯ッ蔵んど改修費5.700万円で議論

2005-09-18 12:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 26日まで開会中の須坂市議会9月定例会は6〜9日、行政事務一般質問を行った。
 約4億3千9百万円を追加した一般会計補正予算案の中で観光施設整備事業費として湯っ蔵んど改修工事費5千7百万円の追加をめぐり四議員が質問した。12日の経済建設委員会の審議で原案可決になったが、委員会は附帯決議(要望)を行った。また、一部に修正案の提出の動きもある。
 同施設を管理運営する三セクの叙須坂健康福祉ランドが赤字経営に陥っていることが昨年判明、今年3月には湯っ蔵んどあり方懇話会が「原点に立ち返り、市民の健康・福祉に軸足を置き、市外からも親しまれるよう施設運営を図るべき。長期に渡って赤字体質の改善が見込まれない場合は、民間譲渡を含めて抜本策を講じるべき」と提言している。
 三木正夫市長は「あり方懇話会の提言にあるように、地域に密着した経営を目指し、赤字は絶対出さないという意志をもって、健全経営にあたるように会社に要請している。類似施設、来年4月の長野市若穂温湯地区の日帰り温泉のオープンに打ち勝つように競争力を高めるために必要な施設改修。湯っ蔵んどの改善は、多くの市民の協力が必要。また、叙須坂健康福祉ランドを指定管理者に指定していきたい」と一般質問で答弁した。
 当初からの契約で3百万円以上の工事は市が行うことになっていて、市は同社が収めてきた家賃約2億7千万円の中から5千7百万円を改修工事費に充当する計画。
 同社は、食堂・厨房新設、洗い場の増設等浴室の改善、流水歩行風呂の増設、仮眠室設置、市民ギャラリーの移設等を計画している。
 附帯決議(要望)は、市に市民への説明(説明責任)を果たすこと、最良の効果を上げるように検討を重ね、一階部分については慌てることなく利用者の動向に留意しながら予算の執行をすること―としている。

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