2005-08-03 12:00 am by 須坂新聞
長印グループの(株)長印須坂青果市場(須坂市高梨町、資本金1000万円)は、(株)長印(本社長野市市場)の100%出資の関連会社で発足してから8月1日で3周年になる。特色のある産地の市場としての役割がますます大きくなる中、市場も狭わい化していて、同社は市内豊洲地区に市場を移転する計画を進めている。
須坂青果市場は、須高地区、豊野など長野市と周辺市町村、菅平高原や群馬県嬬恋村などの高原地帯をエリアに、りんご、ぶどう、桃、梨、キノコ、高原野菜などの産地を抱え、県産品を全国の消費地に供給していく産地市場としての役割を担っていて、年商は32億円。売上高は毎年1割以上の伸びをみせ、北信地区の主要な青果物市場に発展を―と期待も大きい。
国道406号の道路拡張計画もあることから、市内小島町のJA須高豊洲共撰所北側に、一盾の敷地を確保して新市場を建設する構想をもち、来年夏ごろの移転オープンを目指して関係機関と協議、計画を詰めている。
長印は、2支社、関連6社を含め年商600億円、青果物卸売市場としては全国でも屈指の売上高を誇っている。
須坂青果市場社長でもある倉崎利雄(株)長印代表取締役会長兼CEOは「おかげさまで、須高地区を始め周辺の生産者の皆さん、業者の皆さんのご協力で須坂青果市場も順調に発展しています。農業や地域の発展のために市場としてさらに農業振興に力を入れて、地域の皆さんから愛される市場づくりに努めていきたい。地元の農協と協力して須高地域の農業振興に取り組んでいきたい」と語っている。
また、千曲川沿岸から高原地帯まで、多種多様な農作物が期待でき、農業関係の試験研究機関がある特色のある産地を形成していることから、地域の特色のある農産物を消費者に積極的にPRし、営農相談室を設けるなどして価値ある商品づくり、安心安全、生きがいのもてる農業・活性化に向けて取り組んでいきたい―としている。
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