中心市街地ににぎわいを 須坂TMO

2005-07-08 12:00 am by 須坂新聞

まちづくり icon 須坂商工会議所(広田宏会頭)が推進する中心市街地活性化事業「須坂TMO構想」の拠点施設が須坂市横町の旧しかいやスーパー跡に誕生、25日、正式オープンした。この日は、同施設を拠点に観光客らを乗せて街並みを散策する事業で使用するハイブリッド電動アシスト三輪自転車のお披露目とデモ走行(写真上)も行われた。
 この施設は中心市街地ににぎわいを取り戻し、地域活性化の求心力になればと設置したもので、同会議所青年部が昨年度に立ち上げ、市民メンバーを加えた地域おこしのNPO法人「NEXT須坂」に施設の運営と同自転車の運行を委託した。同法人では「まちの駅〜信州・須坂まちの駅」として、週末と祭日に「駅」を開設、市内事業所が生産した特産品、市民や福祉施設の手作り品などを販売するほか、観光情報や地域情報を提供したり、インターネットショップなども手掛けていく。
 この日は広田会頭、井上忠惠市助役、角田正雄市商店会連合会長らのテープカット(写真下)や須坂商業・須坂園芸高校合同の吹奏楽演奏などで拠点施設のオープンを祝ったほか、近隣の協賛商店もセールなどで盛り上げた。
 一方、ハイブリッド電動アシスト三輪自転車は同会議所の会員企業で組織する「信州須坂ものづくりプロジェクト」と信州大学工学部の遠藤守信教授(須坂市北原町)が共同開発したもので、同会議所が提案し、今年度の県のチャレンジ枠で採択された「街並み散策観光推進事業」で使用。同事業は市街地を巡って、観光客らに須坂の町並みを楽しんでもらうと共に飲食や物産などの売り上げ向上、にぎわいの創出などで活性化を図る狙いがあり、自転車の販売促進にもつなげたいとしている。この日のデモ走行では関係者や須高少年少女発明クラブ員らが「初乗り」を行った。
 同会議所では、7月下旬から同自転車2台を使って運行を開始する予定にしている。問い合わせは同会議所TEL245―0031、または「まちの駅」TEL248―8066まで。

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