2005-06-22 12:00 am by 須坂新聞
須坂市高梨町で「穂(みのり)助産院」を営む広瀬ミエ子さん(55)が作詞、『孫』の大ヒットで知られる大泉逸郎さん(山形県河北町)が作曲した『誕生の詩(うた)〜みんながあなたを待っていた』がこのほど完成した。「新たな生命が誕生した時の感動と、無償の愛に満ちた思いをいつまでも忘れないでほしい」と、子どもを授かった家族や知人らにプレゼントしている。
20数年に及ぶ病院勤務を辞め、8年前に開業して初めて、すべての赤ちゃんは母親を愛していること、また生まれたばかりでも一人の人間として一生懸命に意思を伝えようとしていることに気付いた―と広瀬さん。そのことが助産師として、また子を持つ母としてゼロからのスタートを切るきっかけになった。
助産院で多くの家族と出会い、母子の命に寄り添う中で、常に日本助産師会のポスターにある「みんながあなたを待っていた」というキャッチコピーと思いを重ね合わせていたという。そのポスターを作った助産師仲間の岡本喜代子さん(東京都)の勧めもあり、これまでの積もる思いを詩につづった。
大勢の人に聞いてもらうためにはメロディも大切―と、大泉さんに作曲を依頼、3年ほど経ったことし3月、突然大泉さんから「心を込めて作ります」と連絡がきた。
「あなたが生まれた この時を 母が待ち父が待つ 愛のあかし二人の宝 母子(ははこ)の絆 父にも分けて いとおしくて 抱きしめた あなたの あなたの 誕生の時」(一番歌詞)。穏やかな演歌調のメロディから、誕生を喜ぶ家族や広瀬さんのメッセージがあふれてくる。
「赤ちゃんは母親のお腹の中から世の中を見て、すべてを分かって生
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