カルガモの赤ちゃん 田中本家博物館

2005-05-22 12:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市穀町の田中本家博物館の大庭と中庭では2組のカルガモから誕生したばかりの赤ちゃんが母鳥と一緒に池を泳ぎ、時には陸に上がってヨチヨチ散歩するかわいらしい姿を見せている。

 同館には10年前の開館当初から毎年数組のつがいが訪れており、ヒナの誕生は季節の風物詩として定着。ことしは5月に入って涼しい日が続いたせいか、いつもより10日ほど遅れ、心配したカルガモファンから問い合わせが相次いだという。
 中庭のつがいは3月に巣作りを始め、4月に産卵。母鳥がじっと動かずに卵を抱く一方、父鳥は屋根から見張りを続け、14日に無事11羽が誕生。2日後には大庭で別のつがいから新たに13羽が確認された。あと2組の巣も見つかり、数日のうちにはさらににぎやかになりそうだ。

 黄色いまだら模様が残るカルガモの赤ちゃんが「ピーピー」と、か細い鳴き声をあげ、池の石の上に寄り添って日なたぼっこする光景を見ていた観光客は「本当にかわいいねえ」と目を細め、カメラのシャッターチャンスを狙っていた。
 同館では「カルガモは成長が早く、あっという間に大きくなってしまいます。一番かわいらしい時期の姿をぜひ見にきて」と話している。例年7月中旬には親子で巣立っていくという。

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