スリランカの学校に届けました

2005-05-05 12:19 am by 須坂新聞

お知らせ icon スリランカ人留学生の日本での身元引受人を務め、スマトラ沖地震の津波で被害を受けたスリランカに救援物資と義援金を送る活動をしている三光熱学(須坂市明徳町)の竹田光社長と妻治子さんは先ごろ、現地を訪問し、集まった義援金を被災地の学校に寄付した。「復興にはまだ時間がかかるようだが、皆さんのおかげで多くの義援金が集まり、とても喜ばれました」と感謝している。
 竹田さん夫妻は地震直後の1月中旬から、本紙などを通じて協力を呼びかけたところ、須高地区や長野市、中野市などの個人や団体から、毛布7210枚・シーツ15枚・おむつ50枚・タオル40枚・発電機2基が集まり、三月に在日スリランカ大使館を通じて現地に送った。
 義援金は183,796円が集まり、竹田さんの分を合わせて合計285,000円に。2人は3月末から1週間、スリランカを訪れて南部の被災地を視察し、親を亡くしたり、困っている子供たちのためにと、コロンボのワラゲダラ・ハマ・ビオハラヤスクールに175,000円、マトラのラサンヤ科学専門学校に110,000円を寄付した。両校で共に盛大な歓迎を受け、生徒たちが見守る前で校長先生に義援金と持参した文房具を手渡し、感謝されたという。
 竹田さん夫妻によると被災地の復興は進んでいるが、倒壊した家屋や、陸に乗り上げた漁船などがいまだに残っており、仮設テントで配給を受けながらの生活を強いられている人も多いという。 「将来ある子供たちの奨学金や教材・設備費などに使ってもらえればと思い、学校に寄付した。自分の目で現地の様子を確かめて直接手渡すことができてよかった。これからも何らかの形で支援や協力を続けていきたい」と話している。

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